真の住まい造り

ごあいさつ
設立趣旨
現状と問題点

設立趣旨

「真の住まい造り推進グループ」とは、我が国の住宅のあり方を気候風土などの地域環境との関連で、根本から真摯に問い直す事を目的としています。

我が国の住環境は縄文時代より今日まで、様々な外来文化の影響を受けながらも連綿として受け継がれてきました。木材を主力構造として建築されてきた我が国の建築物は、世界遺産の法隆寺構等、奈良の大仏殿の様に世界一の長寿と世界一の大きさを誇っています。寺社仏閣ばかりではなく一般住宅においても、地域的な特性に合わせて、地域の木材や素材で建てられてきました。たとえば、茅葺き屋根の農家や土蔵造りの商家、周囲を座敷林が取り巻く農家、台風に備えた石造りのまわし塀のある民家、船の格納庫を備えた漁村の民家など、地域の気候風土や自然災害の状況を明確に記憶した、ローカルスタンダード、すなわち地域の住まい造りで建てられてきました。

しかし、今日の我が国の住宅建築は、このような地域的な特性を無視したナショナルスタンダードとも言うべく、北から南まで「金太郎飴」のような、日本全国、同じデザイン・同じ構造・同じ間取り・同じ性能の住宅が建っている状況です。戦後の荒廃の中で大手ビルダーが果たしてきた量を対象とした住宅供給の役割は終焉しました。行政による住宅のナショナルスタンダード化は、管理するためには便利かもしれませんが、大手ビルダーの生き残りのために設定される住宅のナショナルスタンダード化と共に、我が国の地方の職人文化は消滅の危機にあります。地域の住宅建築文化の消滅は、地域産業の荒廃にもつながっています。

「真の住まい造り推進グループ」は、国が推進してきた各種「省エネルギー基準」や「住宅品質確保促進法」等のナショナルスタンダードを否定するものではありませんが、エネルギー消費では地域格差を生んでしまいました。寒冷地はエネルギー消費が多くて当たり前なのでしょうか。この当たり前を認めているのは国の「省エネルギー基準」なのです。高速道路では、軽自動者でも大型高級車でも100km/時で走行出来ますし、どの車種もエアコンが整備されています。これと同じ考えが全国どこの地域の冷暖房費も同程度になる住まい造りが真の地域の住まい造りのはずです。あくまで省エネルギー以外はナショナルスタンダードをベーシックとして捉え、我が国の各地域における地域の住まいづくりの確立を目指すものです。地域の建設会社や工務店さらには、一般建て主に各々が持てる正しい住宅に関する情報を提供し、地域の優良な工務店を支援する組織でもあります。

「真の住まい造り推進グループ」は、国が制定する基準とは別に、全国各地域の住宅を省エネルギーの視点から総合的に研究し、独自に科学的に検証して性能認証をする事を目標としています。

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